2011.05.24~25第8回観光交流空間のまちづくり研究会【木曽福島】報告

2011/07/02

第8回観光交流空間のまちづくり研究会
5月24日25日二日間に亙り長野県木曽町でまちづくり研究会を開催しました。
木曽福島は江戸時代に中山道の重点関所が置かれたことで繁盛した宿場町でありましたが、現在は通過型となって観光地の賑わいには欠けています。滞在型観光地に変えるために「タウンマネジメントオーガニゼーション=TMO」の規定に基づいて㈱まちづくり木曽福島を町が4000万円住民も3500万円を出資して設立しました。(1)地区が主体となる(2)住民が主体となるという二つの基本方針を定め、観光施設運営などの振興策をTMOに任せて、駐車場経営・キャンプ場経営等で成功し、全国の数ある TMOでも珍しい黒字化を実現しています。

田中町長は基調講演で、住民参加の思想に裏付けられた地方自治の実践の歴史を熱く語られました。議員までも審議機関から提案機関へと変え、言わば直接民主主義ともいえる大胆な行政改革を行うことにより、「自分たちのためのまちづくり」が出来たのだと言います。開田高原の絶品「コーンスープ」、カブ菜の乳酸菌発酵による漬物「すんき」の科学的見直しによる成功例はこうした行政体制の産物です。

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宿場町
宿場町

5月25日朝のエクスカーション
25日朝エクスカーション

宿場町
宿場町

福島関所跡図
福島関所跡図

木曽川
木曽川

基調講演 田中町長
基調講演 田中町長

研究会の模様
研究会の模様

写真撮影:姫井 誠

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