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休暇村南紀勝浦 (和歌山県)

http://www.qkamura.or.jp/katsuura

経営主体:(財)休暇村協会

所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町宇久井

設計:㈱石井建築事務所(東京事務所)

施工:五洋建設株式会社大阪支店

工期:平成18年9月~平成19年5月

建築面積:2,814.99㎡

延床面積:5,775.10㎡(うち増築部分1156.54㎡)

構造・階数:RC造5階建て

総客室数:50室(うち増築部分15室)

施設内容:大浴場/宴会場/会議室/レストラン/喫茶/売店

施設の特色・設計の意図:
2000年に世界遺産となった熊野古道、その熊野三山の観光の拠点として利用されるこの施設は、熊野灘を望み、新宮港に突き出た半島の突端に位置している。又、半島全体が国立公園となっており、地形や植生、野鳥などの生態観察を楽しんだり、近隣漁港から水揚げされる豊かな海の幸を味わえる、風光明媚な環境を有している。
平成19年の工事では、古くなった浴室と客室の建替えをおこなった。
建替えした客室は、和の寛ぎをコンセプトとし、利用客のニーズにも対応した畳の広縁(6畳)とツインベッドとしている。
大浴場は、地形を生かして広めの露天風呂や陶器風呂、絹肌の湯(気泡風呂)などを配し、自家温泉につかりながら景観を楽しむことができる。荒波をうける岩礁を見下ろす大浴場からの眺めは、太古からの悠久のときを感じさせてくれる。
㈱石井建築事務所(東京事務所)

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