第一滝本館 改装
https://takimotokan.co.jp経営主体:株式会社第一滝本館
所在地:北海道登別市登別温泉町55番地
設計:株式会社丹青社
施工:株式会社丹青社、(客室施工:鹿島建設株式会社)
工期:2019年2月~2019年8月
建築面積:改修範囲:南館(1Fロビー、B1F団体ロビー)、約860㎡
延床面積:改修範囲:南館(1Fロビー、B1F団体ロビー)、約860㎡
構造・階数:鉄筋コンクリート造 (南館地下1階~地上11階)
総客室数:395室
施設内容:旅館
施設の特色・設計の意図
北海道内でも最古の歴史を持ち、登別温泉地の歴史そのものである老舗旅館第一滝本館。地獄谷を眼前に望む1500坪の大規模の大浴場、本館、西館、東館、南館の複数の客室棟からなる大規模な施設です。今回は大規模改修に伴いロビーと南館客室棟の改装のインテリアデザインを担当しました。
ロビーは地獄谷のイメージを左官で表現したダイナミックなアートウォール、地層を表現した左官の柱、地獄谷から湧き出る湯をイメージしたカーペットで表現。
南館客室は周囲が緑深い山に囲まれたロケーションから「森で目覚める宿」というテーマを設定。旅館の和のイメージを彷彿する障子と濡縁スペースを設け、障子には山のアウトラインを施し行燈のように柔らかい灯りを灯します。また北海道のシンボルでもある白樺の木々を、ヘッドボードの上には木版を焼き印したアートや、ナイトライトではシェードに光を灯すと浮かび上がる葉のシルエットで表現してます。
団体ラウンジは既存の鬼のモザイクアートをそのまま残して空間のシンボルとしました。
株式会社丹青社