ヒルトン東京(HILTON TOKYO)
所在地:東京都新宿区西新宿6-6-2
設計:㈱観光企画設計社
施工:㈱乃村工藝社、プラス
工期:2013年1月~2013年4月
建築面積:6,641㎡
延床面積: 全体:115,325㎡ 改修部分:6,023㎡
構造・階数:地上38階、地下3階
総客室数:815室
施設内容:客室
施設の特色・設計の意図
1963年6月開業時の東京ヒルトンの設計を指揮したヒルトン・ホテルズ・インターナショナルの設計主任、エマニュエル・グランは機能に即した合理的な設計を重視し、同時にその土地や歴史に根差したデザイン、すなわち「世界に向かって主張する新しい日本」を表現しようとしていた。当時の日本の建築、デザイン界を代表する日本人デザイナーがデザインチームに加わり「日本の歴史と文化」を細かく読み解くことで、伝統的な和のデザインを現代建築の中に表現するという、一つの完成形を極めた。そしてホテルデザインの傑作といわれるホテルが完成した。半世紀を経てもこのもう現存しないホテルのデザインは新鮮さを失わず語りかけてくる。
ヒルトン東京の客室改修はこのデザインの精神を継承すべきだと考えた。新しい機能やサービスを受けいれつつも、表現されるべきデザインは当初のヒルトンのデザインコンセプトを発展したものである。
㈱観光企画設計社